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『聴雨』

 今年は、五月晴れの日が多かった連休となりまししたね。 お出かけされた方も、ゆっくりした方も、それぞれに新緑のこの季節を感じる楽しむことができたのではないかと、思います。

最終日に降った雨は、高揚した気分をフラットにする、そんな役目をしてくれたようにも感じました。

この日の朝、しっかりとした雨音を感じながら、雨に濡れる緑を眺めていたらある言葉が出てきました。

「雨の日は、雨を聴きなさい」

これは、日日是好日という本の一節です。

茶道を学んだからこそわかる、日常生活にある奥深さを描いた内容でした。

 主人公がお稽古に行くのが憂鬱だった日、さらに外は激しい雨が降っていました。

その日に床の間に飾られていた掛け軸は、

 『 聴雨 』

でした。 主人公は、この掛け軸を以前にも見ていたようですが、雨の日だから、雨の掛け軸を飾っているのだろう…くらいにしか思っていなかったそうです。

しかし、長いこと茶道を学んできたその日に、この掛け軸を読むことができたそうです。

まるで、開かずの扉が開いた瞬間みたいだったと書かれていました。

「雨の日は、雨を聴きなさい。

心も体も、ここにいなさい。

あなたの五感を使って、今を一心に味わいなさい。

そうすればわかるはずだ。

自由になる道は、いつでも今ここにある」

…↑上記はそのときの主人公の解釈です。

自分の成長段階において、物事の捉え方や解釈は変わります。

主人公がこのときに初めて『聴雨』を読めたのは、それまでの経験があって、さらにそれらからしっかりと得ることができたから、だと私は感じました。すてきですね♡

 人は、過去や未来に行きがちです。 『今』にいることが、意外とできない…(^_^;)

私もです!_(^^;)ゞ だからこそ、意識して『今』にいるのです。

この『今』には、すべてが詰まっています。

あなたや、私が、それぞれに必要なものが、今という箱の中にあります。

過去の箱の中には、心地よかったものや手放したくないたいせつなものがあったかもしれません。

未来の箱の中には、期待や希望するものがたっぷりあるかもしれません。

今の箱の中にあるものを、見たくないとき、辛いと感じるときに、人は過去や未来の箱を覗きにいきます。

ときどきチラッと覗く程度ならば、楽しいかもしれません✨

けれど、ずっとは見ていないでください。😊

今の箱の中にあるものから目をそらし続けても、変わりません。

今の中を、ただ観察してみてください。何があるのか、それを見たときにどんな感情を抱いたのか?

…嬉しい、楽しい、心地よい、喜び

…悲しい、苦しい、辛い、怒り

感情に優劣も、善悪もありません。( ^ω^ )

今にあるもので感じきったら、感じている自分を、客観視してみてください。

おそらく、もうひとりの自分が出てきて、感情的になっている自分を冷静に観察してくれます♪

…ああ、私は嬉しいんだな♪

…ああ、私は怒っているんだな♪

もうひとりの自分は観察するだけ😊

もし、もう一歩だけ踏み出せたら、もうひとりの自分に「どんな自分でもいいんだよ♡」と愛をもらってください。

無条件の愛、ってやつです💕

自分を無条件の愛で満たせると、周りのことも無条件の愛で満たすことができるようになります。

私自身も、意識してやっています🎵

 雨の日は、雨を聴きなさい…

つまり、今ここにいなさい……ですね。

簡単なようで、実はむずかしい( ´;゚;∀;゚;)

でも、やってみる価値はめちゃくちゃあります✨

よかったら、ぜひ✨🌈

お読みいただきありがとうございました❤️

新緑のあとは、梅雨ですね。

雨の音を聞いたら、思い出してみてください。

冒頭の写真の「聴雨」は、私が書きました😅

筆ペン文字ですが…_(^^;)ゞ

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この記事を書いた人

自然の中でのんびりするのが大好き。
季節のうつろいを感じながら
あらゆるものからキャッチするのが得意。
そうやってとらえたものを言語化してお伝えします。

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