表現がすてき✨って感じた本のご紹介です😊
『フェリエの国』という世界に暮らす、
8人の ”住人”と伝説の精霊たち との
温かいストーリーが展開されています。
挿し絵も本当にかわいくて、あたたかくて
色使いもきれいで、ほっこりしました。
私がもっとも、ずきゅーん😍としたのは、
「 森じゅうの美しい音を
ポシェットの中に集めている
てんとう虫の ニコ」 のお話🐞
もう、ここの表現だけで💖💕になります!
話の流れもすてきなのですが、
ニコが集める『音』がとにかく美しく、
ていねいに、たいせつに表現されている
ところが私はお気に入りです。
たとえば…
『ねむの木のたねが 目をさます音』
『さかなたちのないしょ話』
『新芽がおずおずと葉をのばす音』
『花のつぼみが 夢のようにひらく音』
『春風がそっとうたう 子守り歌』
…美しく優しい音が聞こえてきそうです♪
また『音』のほかにも、
そっと目を閉じて想像してみたくなる情景が
あちこちにありました。
『ふくふくとした桜のつぼみ』
『きんとつめたい夜空』
『春の夜のなかへとけるように』
この本を読んでいると、あらためて
日本語の深さに気付きます。味わえます😊
一瞬にして、光景を想像できる言語ですね🌸
児童書なので、あっさりと読めます。
ぜひ、すてきな日本語に触れてみてください♪
お読みいただき、ありがとうございます🌈