祖父母が眠るお墓のお引越しをしてきた。
いわゆる、”墓じまい”だった。
これを決断した叔父と叔母はすごいと思った。
やろう、とか思っていても、自身の代で終わらせるのは
なかなかできにくいことなのではないか、と思ったから。
今回、お墓を開けてみてある事実が出てきた。
家族も知らない骨壺がふたつ、あった。
わたしも、実物を見て、「おおー!」と思った。
母と母の弟である叔父のうっすらとした記憶を繋いでいくと、
なんとなくな事実が浮上してきた。しかし、単なる推測にすぎない。
だから、”血縁関係はないけれど、知っているひとたち”とした。
真実と呼べる事実を知る人がいない以上、追及しようがなかったし、
仮にすべての事実を知れたとしても、なんだかすっきりしないような、
そんな感じが、その瞬間のわたしにはした。
たぶんその場にいた人たちは、同じようなことを想ったのではないか。
お引越しをして、大きなスペースに収まったわたしの家族たち。
大きな桜の木が目の前にある場所。
春になると、わたしのお気に入りの桜スポットだった。
戸建てのときより、より近くなったから、いいんじゃない?
…わたしはそう思った。 みんな一緒だし
みんな繋がっているんだ。
血縁関係だけが、繋がりじゃない。
魂での繋がりがある。
どなたかわからないお二人も魂レベルで繋がっていたのだろう。
そして、人だけじゃなく、もっと広いところまで繋がっている。
そこが、なんとなくでも感じられると、この世界が
より愛おしくなってくるのだろう。
今日、わたしが繋がったもの、繋げたもの、
それらをありがたく大事にしよう💛